2017/8/29 11巻のアンコンシャスリセットと魔眼について
※今回はお便りの掲載じゃな!
昨日(2017/8/28)のアンコンシャスリセットの質問コーナーでの「集合的無意識の先の話」について大魔法使いちゃんがたとえとして挙げていた、「原子の一つから認識できつつも宇宙のサイズも同時に認識しつつ掴んでいて、それでいて静かな空間」は私の中で思い当たる節がありました。
それは、全身で魔眼を発動する時の感覚にどこか似ているものでした。
(『全身で魔眼を発動』するとは、細胞ひとつひとつに魔眼のカメラを持たせるイメージだったり、視覚を触覚に変換するイメージだったり、思念の体に魔眼属性を付与したりするものです。といっても全身魔眼じたいまだ不慣れで、ガイドの使う魔眼を自分なりに真似ている段階ではありますが。)
2017/8/28 11巻のアンコンシャスリセットについて
※今回は感想と質問の両方のお便りじゃな。
Q:【ご報告】あれから何度もアンコンシャスリセットを聴いて、原初の海に潜ろうと試みました。その結果として最近は以前よりもかすかな感覚に敏感になりました。加えて、ぼくは自分の感覚を軽視しがちなのですが、もう少し信じて扱えるようになってきました。
アンコンシャスリセットをするとき、眠くなりがちですが、あるとき言葉で思考するのでなくて、身体感覚や映像的なイメージなどで思考すると眠気が起きにくいと気が付きました。残念ながらまだ原初の海の深いところには至っていないのですが、この発見のおかげでなぜか丹田について少し理解が深まりました。
話が飛ぶようで申し訳ないのですが、アンコンシャスリセットを通じて微妙な感覚に注目するようになった結果、身体の中を走る様々な力に気が付けるようになったのです。様々な力とは例えば、地面から足を伝わってくる力や肩と胴体の付き具合で変わってくる重さ、体重を身体のあちこちの部位が支えていることなどです。この感覚は便利で、職場で機械に材料を投入するときに利用しています。足の力を胸のあたりまで通すと重量物を動かすときに楽に持ち上がります。こういう使い方はまほー工房の作品の深さに対して、卑近で小さいことなのだと思いますが、ぼくには有難いことですし、頼っていいのかわからない微妙な感覚を信じていいと思える証拠です。
おかげさまで、自分の中の新しい面を発見することができました。ありがとうございます。また感想を受け付け、読んでいただけることにお礼を申し上げます。
【ご質問】
先日はアンコンシャスリセットの質問に答えていただき、また練習の経過について読んでもらい、ありがとうございました。あれからも練習を続けているのですが、疑問に思うところが出てきたので、質問をします。
原初の海に潜ると、最初に暖かい感覚があり、そこから進むと夢のようなイメージの出てきやすい領域があります。さらに進むと静かな領域があり、このあたりから身体の感覚が広がっていくように感じられる領域があります。
この静かな領域は人間の心のうちでどのあたりなのでしょうか。ひとつ前の段階は夢のように思えるので、個人の記憶や感情のある場所だと思います。意識の層が、意識、個人的無意識、集合的無意識の順にあるのなら、静かな領域は個人的無意識の触りではないかとぼくは推測しています。
もう1つ伺いたいのですが、静かな領域の先にも何かあるようですが、いまいちわかりません。やはり奥に進めば進むほど、微細で捉えずらいものが広がっているのでしょうか。もしそうなら流体化がこちら方面の能力が上がるのも理解できます。身体の細かい感じをとらえることが精神の領域の細かい感じを受け取る練習になると思うので。
というわけで、
質問1 自分が静かな領域と呼んでいる場所はどこなのか
質問2 原初の海の奥へいくほど微細で捉えづらい感じになるのか
以上の2つのご質問となりますが、お時間のあるときにでもお返事をもらえればありがたいです。
それでは、失礼します。
A:今回も楽しい質問じゃな。
まず一つ目じゃが、これはお主の言うとおりの個人的無意識のようにも訳せるが、お主のいままでの稽古の進み具合や素地、使う言葉の雰囲気から判断すると実は既に集合的無意識を超えている可能性もあるのう。
(これは一般的見解というよりは、今回の質問においての話じゃな)
となると、お主が夢だと話している部分は実は集合的無意識エリアであり、そこから進んだ静かなエリアはさらにその先という感じにも訳せる。
あくまで文章の範囲での推測になるから言い切りは出来ぬが、感覚的には(とても月並みな言い方にはなるが)
「何でもあって何もなかったり」
「白いきめ細かな感触のある空間」だったり
「満ちているが静かだったり、頭がすーっと広がりつつ集まりつつ冴えていくような感覚」
「原子の一つから認識できつつも宇宙のサイズも同時に認識しつつ掴んでいて、それでいて静かな空間」などであれば集合的無意識の先のステージに行っている可能性があるかもじゃな。
(もっとも…これもあくまで例え的なイメージなので言葉自体を真に受けすぎるのは良くないがの)
二つ目じゃが。
確かに捉えづらくなるのう。
お主の言うとおり意識体術四巻の「流体化」は体を細かく扱えるから感知にも役立つし、心を細かく繊細に出来る瞑想や、ココロマスターサイドS3巻「シズカになる」を使うのも役立つかもしれぬな。
ただこれも繊細にするだけでなく、それと同時に広大になる感覚、正反対を同時に感じとれる感覚があるとやりやすいはずじゃ。
先ほども話した「原子の一つから認識できつつも宇宙のサイズも同時に認識しつつ掴んでいて、それでいて落ち着いた心ですーっと静かな感覚」などは、ああいったエリアに踏み込むのに役立つ感覚の1つじゃな。
他にも役立つイメージヒントとしては、自分勝手なエゴを抜いて割と他人事のように全体を俯瞰視したり、タイプによっては超低温での超電導…量子コンピューターのような冷えて冴えているイメージも、この感覚を理解するには役立つかもじゃな。
2016/1/19 11巻の真名に関しての質問
Q:11巻、真名についての質問です。
1:真名は実在する人物などの名前をつけたらオリジナルには勝てないと言っていましたが、逆に言うとオリジナルに勝てなくてもその人の性質をある程度もらうことができるということですか?
極端な話、頭の良さが欲しい時に「諸葛亮孔明」としたり、強さが欲しい時に「関羽」とするのはありですか?(例が三国志ですみませんが)
A:これも良い質問内容じゃな。
形質を得たい時に「既存の名前の力」を借りる事はこの世界の企業の名前や商品名、作品の名前や登場キャラクターの名前などでもよく使われている術じゃ。
これはお主の言うとおり「力の一部をもらう」という意味ではかなり有効かつ手っ取り早い手じゃな。
例えばアニメや漫画作品では「歴史上の偉人の生まれ変わり」を扱う物語は多いし、この世界の王族は「自分たちは神話の血を引く血族だ」などの話を作り出して名乗っておるじゃろう?
「全く誰も知らない名前」よりは「世間に知れ渡った名前」を利用するのは手っ取り早い。そういう意味では成長段階において一時的な措置として利用するならアリといえばアリじゃな。
2:また、そういった性質が欲しいとしても、現存の名前を使うことはお勧めしませんか?それよりは、文字に頼らない非言語の「真名」を設定したほうがまだ有益ですか?
A:ワシとしては基本的にはオリジナルの真名をおすすめするが、力の意味がわかる初動の勢いをつけるために現存の名前を使うというのも戦術的にはアリじゃ。
例えばオンラインゲームなどでもわけのわからない十把一絡げの名前を使うよりも「アリス」などの著名で強い名前を使った方が他人の反応は(良くも悪くも)大きいといえるな。
ネットでの名義などもそうじゃな。
こうした事例を積み重ねて名前の力を少しずつ理解していくのも良い手と言えるぞ。
3:そもそもですが・・・自分の本質を表すものが「真名」ならば、欲しい性質で設定するのはあまりよろしくないですか?
A:これは確かに、最終的な意味においてはお主の言う通りじゃな。
最終的には自分の本質をそのまま示す名前のほうが強いのは言うまでもないが、そこに行き着くために回り道をするのが悪いとも思わぬ。
こういった性質が欲しいという動機で行動するのは様々な経験を得るという意味では決して無駄にはならないと思うぞ。
2015/10/25 11巻のアンコンシャスリセットについて
Q:初めて質問させて頂きます。
先日魔法使い入門11巻のアンコンシャスリセットの実践を初めて行った時に起きた出来事です。
肉体も精神体も原初の海に溶け込み、ゼロ状態となって漂っていたところ、急に頭にとぷんっ!と柔らかい物が液体に落ちるような音が響きました。
次の瞬間、視点が突然引き、広大な真っ暗な空間が眼前に広がりました。
今まで漂っていた原初の海は白い立方体のような物になって空間に漂っていて、更に周りには無数の同じような立方体が浮いていました。
まるで宇宙に瞬く無数の星の様な感じです。
光景自体は美しかったのですが、私自身が感じたのは、底の見えない落とし穴に落ちている様な感覚だったので、無理矢理白をイメージして視点を海の中に戻しました。
後からあのイメージは大魔法使いちゃんさんがチラッと言っていた宇宙の真理の一端だったんじゃ無いかと思い、何度か原初の海に潜っているのですが二度と辿り着けていません。
上記のイメージについて、大魔法使いちゃんさんの見解をお願いしたいです。また、興味が有っても危険を感じた場合は深くは追求しない方が良いでしょうか…?
A:文面から見ると、これはお主の推測するとおり無意識や根底意識のもう少し深いエリアに入っていったように感じるな。
こうした状態ではお主の非言語がそう感じているのだから、無理に白の海にする必要はないし、それをすれば視点の規模が戻ってしまうからな。
もしも今度そうしたエリアに行ける機会があったら、そのまま逆らわずに色々と探求することをおすすめするぞ。(ただ、こうしたものはいざ「いくぞ!」と気負うとなかなか行けないのが常じゃがな)
最後の部分じゃが、この危険を感じるには大雑把に2つあるということを覚えておくと良いな。
1つはほんとうに危険なケース。
もう1つは自分が本当のことを知ってしまったらびびってしまうため、自分でセーブをかけているケース。この場合には危険はないわけじゃ。
こも2つの区分けは慣れないと難しいが、まずはそうした分類を覚えておけば、次に同じケースに陥っても対処しやすくなるじゃろう。
2015/10/24 11巻のアンコンシャスリセットについて
Q:報告と質問を兼ねてお話しさせて頂きます。
アンコンシャスリセットの海を用いた説得、相手の精神へダイレクトに働きかけるというものです。あの海は何処にでも誰にでも繋がっていると伺いましたので、なら特定の個人を探せると思いまして。
正直プライバシーも何も無いので、危険かなと思いました。これが可能なら魂や思考に直にアタック出来ると思ったので……けれどもその時の私は相当必死でしたので、それを行ってしまったのです。
結果は驚く程の物でした。私はある期間を短縮して貰える様に働きかけたのですが、海で相手が口に出した通り、見事に相手の口から出た順で、出た順番で期間が段々と縮んで行ったのです。
分かりやすく言うと「5ヶ月で良い→2ヶ月で良い→二週間で良い→5時間にする」と相手が海で約束してくれたのですが、その後様々な流れの末に、その通りに交渉が進んで行ったのです。
つまり「アンコンシャスリセットの海を使って、相手の魂、精神に会いに行き、そこで事前に、直に交渉をする事で、物事を優位に運ぶ」という事を行ったのです。魔眼や魔法を使えば更に容易に働きかけられます。これは可能なのでしょうか、危険過ぎやしないか、と言う話です。
長々と申し訳ありません。ですが、魔法使いちゃんが言っていた「色々使える」の色々ってこれかな?と思ったので報告かつ質問致しました。よろしくお願いいたします。
A:まず結論としてはこれは可能じゃ。見事に無意識と根底意識の海をうまく使いこなした結果と言えるな。
ワシとしても鼻が高いぞ。(それに魔眼も併用というのも鋭い着眼点じゃ)
それと…ワシが言った「色々使える」という意味には、もちろんお主が今回行った行為も入っている。
この他にも、もっと大きな事ができるのじゃが…それに関しては魔法使い入門2の第6巻でセルシアが教えてくれるはずじゃからな、楽しみにしているといいぞ…フフフ。
あと…今回のお主の行使した技じゃが、これは使う人間や内容によってはもちろん危険な行為になるケースもある。
これは行使した本人が危険…というよりは、技を受けた側が自分の意志だと思いこんでいたが実は他人の意志で動いていた…という意味でじゃな。
だからあまり横暴な内容で他人をコントロールしてはいけないという事は覚えておくと良いな。
(もちろん良い流れに導いてやるなら大歓迎じゃがな)
2015/4/24 11巻の真名についての質問
Q:トゥルーネームを何度か行いましたが自分の元々の名前がやっぱり良いと思いました。この場合、元々の名前の力をトゥルーネームで引き出す事というのはできるのでしょうか。また魔法名のように特定の分野用の名前を別に用意するする事でその分野の才能や能力を上げる事はできるんでしょうか。
A:うむ、元の名前をトゥルーネームで更に輝かすことは可能じゃ。この場合は自分の名前に秘められた更なる可能性や力を引き出すイメージを埋め込んでやると良い感じじゃな。
特定の分野用の名前というのも良いアイデアじゃな。
これは漫画家や芸能人がそれ用の名前を使うように、世間でもよく使われているので、その分野に合わせて最適解の名前を持つことはなかなか良い感じじゃぞ。
2015/3/19 11巻の無意識領域についての質問
Q:十一巻のアンコンシャスリセットを行う時、どうしても寝てしまう、というよりは催眠状態に入っているようなのですがこれは間を開けてからまたやる方が良いのでしょうか。
ま た、大魔法使いちゃんさんは以前「特殊能力は自分の生き様や形質がそのまま出やすいので、自分の望む能力が身につかない場合も多い」と仰っていましたが十 一巻の内容はそういった特殊能力も自分の納得できる方向へ変えることができるものだと思うのですが合っているのでしょうか。
A:11巻は魔法使い入門の中でもトップレベルの爆睡になる内容じゃからな、お主の気持もよく分かるぞ。
これは別に寝てしまっても構わぬから安心していいぞ。
確かに寝てしまった場合は、再構成パートはやれなくなるが、リラックスして眠りにつけたということは、心身のしがらみなどを効果的にほどいている事も意味するからな。
だから、あまり気にせずにぐーぐー寝てしまうのも一興じゃ。
また、こうしたクリックアウトの話に関しては、ミレーニア女史がわかりやすい説明をしているからな。
ルミナスタジオのQ&Aページ「2015/3/18の質問」の2つ目の内容も参考にすると良いかもしれんな。
http://terunari.info/sound.html
再構成時に付加する特殊能力に関しては、確かにお主の言う通り、ある程度のものならうまく構成していける。
これは説明を加えるとするならば、こうした無意識領域では、より自分の感性が素直に出るので、明らかに無理のあるものはイメージ出来ないという意味と。
より深い叡智のエリアにアクセスしているため、無理のない整合性のとれたやり方や方向性を閃いて考え出せるという環境的な優位部分も大きいと言えるな。
2015/2/17 11巻の真名に関する質問
Q:真名では字と音韻に重点を置きますが、単一の音に複数の字を当てたり、逆に単一の字に複数の音を当てるといった単一の真名に複数の意味を込める行為は如何でしょうか?
A:うむ、可能じゃ。
これはお主のようなやり方でも良いし。
多くの情報をZIPファイルのようにまとめて、それを解凍して多くの情報を引き出すようなイメージでもいいし、幾つかの要素を内包する大きなイメージ(例:自由さや開放感をひとまとめにしたイメージ→大空など)を作り出して使用するというやり方でも良いな。
人間は複雑な要素が重なり合った存在なので、ひと言で自分をあらわしにくい事も多い。
だから、お主の考えた方法はとても的を得ているわけじゃな。
11巻の無意識領域のリセットに関する質問
Q:11巻を行うと心身が緩んでとても気持ちよくなります。
これは自分の心身のメンテナンス以外でも効果があるような気がしました。
A:うむ、そうじゃな。
この技法は自身のメンテナンスやリラックスだけでなく、他者に対してもかなり効果的な内容を含んでいるからのう。
自分の心身が緩めば、逆に相手の硬い部分が見極められるようになるし、自分の心の解きほぐし方がわかると、相手側の心のこだわりや縛られている部分すらもわかるようになる。
つまり、お主が自分に素直になれた分だけ、他者の不自然な部分が鋭敏にわかるようになるわけじゃな。
これは人の気持ちの真贋を測るのにも役立つし、相手の思いが本気かどうかや入れ混み具合などもすぐさまわかるようになる。
一種の非言語センサーとして機能させられるので便利じゃな。