こちらはタオマスターの質問コーナーになります。
2017/1/25
Q:タイヤンさんに質問があります。
小周天ですが頭頂から会陰におろしたあとに、そのまま丹田への引き上げを行わずにクルクルと回すことはアリでしょうか?
つまり息を吸って会陰から頭頂へ→息を止めて→息を吐いて頭頂から会陰へ→そのまま息を吸って会陰から頭頂へ…という事をやりたい感じです。
A:全く問題ないわよ。
というか、ある程度慣れてきたらその方が手早く効果的に気を回すことが可能ね。
実は今回は気の感覚をしっかりと掴むために少し手間のかかる小周天で、体感としてわかりやすいように教えたけど、慣れてきたら君の言うとおりのやり方の方が早いしやりやすいからね。
この場合はタオマスターの13、14の「周天稽古音源」を使用して行うのがやりやすいかもだから、うまく利用してみてね!
2017/1/24
Q:私は臓器の一部を傷めていますが、気功などで治すことは可能でしょうか?
A:これは答えが難しい質問で、ある意味ではイエスであり、ある意味ではノーと言えるかな?
気が巡ることにより目に見えない生命力が活性化されるし、血流が良くなることで臓器に栄養が行き渡り、その結果として快方に向かう事はあるわ。
その意味では臓器に対する回復度合いはともかくとして、少なくとも血流が良くなることで良い方向になっていくのは確かよ。
ただ、気というものは物理寄りの力だけど「気は万能」と言えるまでに進化するのは大変で、それなりの修行や食事、気に適応した肉体が必要になるからね。
そこまで行えば気は万能薬にもなるけど、現代社会においてそこまでの仙人生活を送れるかというとそれは現実的じゃないからね。
こうした気と体の関係の一例を出すとするなら…。
コンクリートに囲まれた都会で育った体力の無い人が、山に登ったり緑の多い場所にいくと普段よりも沢山走れたり、いくら動いても息が苦しくないケースがあるよね?
これは自然の良い「気」が体の内面に作用して「元気」や「根気」などの底力を支えてくれているからだけど、だからといって痛めた臓器が即座に治っているわけじゃないからね。
これは電子機器の電流と壊れたパーツの関係に似てるかもだね。
安定した質の良い電流が流れれば機械は確実に作動するけど、良質な電流が流れたからといって故障した部品が直るわけではない。
(※ここで「即座に」と言ってるのは、気が流れることで臓器自体は良い方向性へ変化しているのは事実だからね。
だから即座に治らなくても、見えない僅かな比率で言うなら臓器は良い方法へと変化しているし、気枯れなどの「気の欠乏が原因による臓器のダメージ」ならば良質の気を浴びるだけで即座に回復させることも可能なケースもあるよ)
ただし何度も言うけどこうした「気」は一般のレベルにおいては万能じゃないから、あまり過信しすぎるのは禁物だよ?
僕としては「気」を取り入れつつ物理療法や食事や運動なども併用して行う方がいいと思うし、洋の東西を問わず総合的にアプローチした方が世間一般では確実なのは言うまでもないからね。