2015/6/11 9巻の未来視に関する質問
Q:こんにちは。
未来予知、ドリームマスターに関する質問になりますが、先月大きな災害がありましたが、魔法の訓練をはじめてからよく大きな災害の前に予兆を含んだ夢をよく見るようになりました。噴火や地震、山の名前、方位などまれに具体的な内容に踏み込んで知らせを受けることが多くなったのですが、次期や規模などがまだ結構いい加減です。
さらに肝心の未来予知などの訓練を行っている最中はあまりイメージのピントがあってくれません。またピントが精妙にあっても超近視野的でまるで顕微鏡で絵を見ているような感じで、(実用上)意味ある絵の全体像がつかめません。こう言った情報の精度を意識的にあげるにはどうすればよいとお考えですか?師匠陣の皆様に何か御教授願えたら幸いです。
A:まず前者じゃが、これは未来視でそうしたビジョンを見た可能性もあるが、文章を読む限りでは、どちらかというと集合無意識の映像やメッセージを受信している感じがするな。
つまりこれは9巻ではなく、どちらかというと11巻の内容じゃな。
人の顕在意識の下には潜在意識(無意識)があるが、11巻ではそれよりも更に奥にある根底意識や人類全体の共有意識、その他の存在とも繋がっている更に深い部分(とりあえず「海」とでも呼んでおこうかの)にまで潜ってゆく。
そうした奥底の領域では星の動向や生命状態などがとても聞こえやすくなるからな。
じゃが、そうした星のメッセージは具体的な音や言葉で表せるものではなく、それを人類が受信しても、そのままではほぼ理解する事ができない。
だからメッセージを受信したとしても「自分が分かる言葉」「自分が知っている言葉や身近な出来事」に置き換え、無理やり翻訳する作業が必要となり、その過程で正確さは消失するケースが多い。
だから予兆はわかっても具体的に「いつ」「どこで」「何が」という事まで当てる事は難しいわけじゃ。
あと、これはドリームマスター方面で訳すとするならば別次元・別世界のビジョンを受信しているケースもあるな。
人間のセンサーはこの世界ではない領域まで感知できるからな。
特に夢ではそれが顕著になるから、お主の住む世界にそっくりな場所、同じ名前の山が噴火した生々しいビジョンを見ても、お主の世界では何事もなかったというパターンもあるわけじゃ。
(他にも「身代わりの技法」を使用したケースなどもあるが、それは今回は省略するとしよう)
後者の質問に関しては魔法で言えば12巻のクリエイターズアイやリュエルのデビルアイマスターなどで見る力を強化するのがベターじゃな。
その他にも、魔道書コーナーにある「悪夢を見た時に行う事後処理 2015/6/2掲載」
に書いてある「俯瞰視点」も夢の全貌をつかむのには役立つ技法じゃ。
2015/2/2 9巻の未来視に関しての質問
Q:未来視は現在知っていたり感じたりしている情報をもとにして予測を行っているといった部分もあるのでしょうか?
A:うむ、その部分もあるぞ。
あとの半分は未来からの情報をキャッチして、それを混ぜあわせることでより精度を増していく感じになるな。
このあたりの「未来からの情報」に関してわかりやすい解釈をしているものは、まほー工房のオススメ作品に掲載されている「願って!イズクモ」のライトノベルに詳しく書かれているからチェックすると良いかもしれんな。
電子書籍なので読むものを選ぶが、178円とかなりオトクな価格設定じゃ。
この辺の感覚が鋭くなっていくと、1つの物体を見た時に、現在から未来へ伸びる線と、未来から現在へと伸びる線がくっついて、より正確な未来視が可能になっていくわけじゃ。
慣れてくると、ほぼ一瞬でなんとなく見た物事の先がわかる感じじゃな。
未来視は慣れないうちは不思議な力に思えるが、慣れてくれば、この世界でも使いやすい内容かつ役立つものなので是非身につけてほしいのじゃ。